千葉で変わった葬儀が行われるようになった理由

千葉の葬儀が他の地域と比べていちばん異なる点は、「前火葬」の風習があることでしょう。

一般的に、葬儀は故人が亡くなってからお通夜を行い、その翌日に告別式を行なって、最後に火葬という流れになります。

ですが、前火葬の場合は告別式の行われる午前中に先に火葬を行います。

もちろん千葉の中でも千葉市や東京に近い市川や船橋などの都市部では、他の地域と同じような方式で葬儀を行います。

前火葬を行うのは主に館山市を中心とした房総半島と、銚子市です。

また、匝瑳市や旭市などの海匝地方ではお通夜の前に火葬を行うところがあります。

【千葉で前火葬が行われる理由】

なぜ、千葉では前火葬が行われるようになったのでしょうか?

実は、全国で前火葬を行う地域は千葉以外にも東北地方の一部と沖縄などの離島によく見られます。

東北地方で前火葬が行われるのは雪深い地域のため、すぐに葬儀に駆けつけることができない人が多いため早めにご遺体を火葬して集まれるタイミングで告別式を行うためという説があります。

沖縄などで前火葬をする理由については、暑い地域のためご遺体の保存が難しいからという説があり、実際沖縄ではお通夜の前に前火葬を行うようです。

千葉で前火葬を行う地域は漁業が盛んです。

諸説ありますが、漁師が漁に出ている間にご家族が亡くなってしまってもすぐに帰ってくることができません。

ご遺体を先に火葬して、漁から戻ったタイミングで告別式を行うようになったという説が有力です。

なので、千葉の葬儀に参列する場合は前火葬かどうかを確認しておいた方がいいかも知れませんね。